猛犬注意(explodeしそうです!?)
おなじみ 'Beware of the Dog'は、「猛犬注意」だということがわかります。
問題はその下に'about to explode'と書かれている点。
「explode」は通常「爆発する」という意味ですが、感情が爆発する=「怒る」「激高する」という場合にも使われることが多いようです。
そしてこの場合はどっちにとればいいかというと、右下にあるPedigreeドッグフードが決め手となります。その製品名は'Weight loss'、つまり(感情が爆発しそうで)怒りやすい性格の凶暴なワンちゃん…ではなく、太りすぎで身体が爆発しそう!という、メタボなワンちゃんのための広告なのでした。
柵の向こうにはデップリ太った犬がいるところを想像するとそれはそれでほほえましいかもしれませんが、私もexplodeしそうなのにはかわりない(もちろん怒りやすいわけではありません)ので、決して他人事ではないなぁと思ってしまいます。
本物の味を「フォロー」しよう。
特徴ある形のサーモンの切り身。
マップアプリケーションで位置を示す赤いタグの形をしています。
そして下にある地図は、サーモンの本場ノルウェー。
"follow"は今でこそ「SNSなどでフォローする」といった意味合いが強いですが、元々は「追い求める」といった意味があり、世界初の「追跡コードつき」ピザをうたうこれら製品がその品質とともに本物の味を追求しているという意味合いも込められています。
思えばマップアプリケーションでの赤いタグ、ほんの数十年前にはなかったものですが、21世紀のネットワーク社会に生きる我々には地図上の位置を示すものとして認識できるので、この広告に込められた意味もしっかり伝わってきますね。
こちらの広告を引用しました。
ちなみにトマトやエビのバージョンもあるようですが、やっぱりサケの切り身が一番インパクトがあるような気がします。
食品偽装問題などが絶えない日本の企業も、こういう姿勢は見習って、消費者が安心して食べられる製品作りにつとめてほしいものだと思います。
モザイクは静かに微笑む by LEGO
人間の目というものはとても不思議なもので、これくらい解像度の粗いモザイクにしても「あ、これはモナリザだな。」と一瞬で認識してしまいます。
これは多分他の動物にはゼッタイできない認識方法で、画像の左上に「imagine」と書かれているように、例え情報量が少ないモザイク画であっても、ある程度の想像力を持ってイメージを補完するのに優れているのが人間というものなのでしょう。
そう思いながらこのモナリザの顔あたりをじっと見つめていると、うっすら微笑んでいるように見えるのは気のせいでしょうか?
それはそうとレゴってこんな微妙な色合いを表現できるほどカラーバリエーションがあったのかと、感心しきりの広告です。
スーパーマン×リヒテンシュタイン×インベーダー in コロンビア
南米コロンビアの首都・ボゴタにある「Cafe POP!」のポップな外観。
赤地にスーパーマン、リヒテンシュタイン、インベーダー、パックマンがイカす!!
ちょっとスーパーマンの体型が変だけど、こんな躍動感のある店なら一度は覗いてみたいと思いませんか?
画像は「Brandon is still Alive!」さんより拝借しました。
コロンビアのボゴタというと、治安があまりよろしくないというイメージがありますが、街には沢山のグラフィティが溢れ、アートな人たちが集まってくる街だそう。
店内もやけにポップさを強調しているのですが、60年代から90年代をごっちゃにした内装は、個人的に「う〜ん」 という感じなので今回は割愛。
残念なことに、2016.1現在のストリートビューでは外壁のほとんどが地味な感じに塗り替えられてしまった模様…。左下のリヒテンシュタインが侘びしさを醸し出しています。
ちなみに画像提供元のBrandonさん。ニューヨークの証券マンを辞めて、現在は世界中を旅しながらコンサル業をやっているようです。
野生を手懐けろ。Tame the beast.
オランダの理容用品店「Barber」の広告。
剛毛のクマ毛ですら、おしゃれなヒゲに大変身。
「Tame」は飼い慣らす・服従させるといった意味。
この種の動物を扱った広告では、獰猛な動物にワンポイントを添えていかに顧客の注目を惹こうとしているかという点に注目すれば面白さも倍増します。
さらに、全面にクマの剛毛と森林の赤みがかった茶色をメインにし、白抜き文字だけを配置しているのがデザイン面での注目すべき点でしょう。